絵本紹介

まっくろいたちのレストラン

「こんなキバだからきっと親もこわがってにげたんだ」まっくろいたちは森に一人きりで暮らしていました。いつか誰があそびにきてもいいように、いっぱい食べものを準備していましたが、訪ねてくるものはいませんでした。「いっそレストランでも開いてみるか」そうしてオープンしたレストランはまたたくまに有名になり…まるで映画のように進むストーリーといたちの心を表すような季節の移り変わりの描写が美しい、大人の方に読んでほしい一冊です。

 

まっくろいたちのレストラン岩崎書店作 島本理生  
絵 平岡瞳